2008年04月03日
「 コンビニの雇われ店長であるRashitaさんが更新するブログから・・・ 」
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セミナー雑感 (2008.03.25 Tuesday)
春期のセミナーが20日にあった。
まあ一応という感じで出席したのだが、まあ収穫と呼べるモノはほとんどなかった。
しかしまあ、唯一の収穫というかわざわざ高速使ってまで行ったかいがあったと言えば、サークルKサンクスの中村社長の08年度経営方針が聞けたことだろうか。
内容について深く触れるつもりはない。まあ今年重点を置きたい商品群については理解できた。その方針もまあ大きく間違っているとは言えないと思う。
しかしながら、店舗向けに本部が要求してきたことというのが本当に基本中の基本であった、ということがまず引っかかる。そのレベルのことは危機感を感じている店ならばある程度実行しているだろう。それがわざわざ経営方針の場で言われるということはチェーン全体のレベルがいかに低いかということを思い知らされるうえに、SVというものがいかに機能していないか、ということも判ってしまう。
その上、それに向けた本部のフォローがほぼ意味のないモノだ。
誰しもが理想的な店舗というものを目指したい。そのためには店員の力というものはまず一番最初に重点を置かなければいけない、という認識は多くの人が持っていることだろう。
しかしながら、である。今アルバイトの採用というのがとても難しくなってきている。
まず第一に募集をかけてもほとんど電話がかかってこない。
これはもう全く冗談抜きでかかってこないのだ。
コンビニが提示できる時給というのはやはり他の業種とくらべても低い。よほど儲かっている店ならばともかく、単純にお客が多いだけの店はその分だけ人員を増やさなければいけないので結局一人頭の人件費というのは限られてしまう。
仮に時給を上げて募集をしても、アルバイトの質の問題がある。
今コンビニ店員に求められるスキルというのは大変高い。
さまざまなオペレーションを覚える必要もあるし、店によっては積極的に予約獲得に動く必要もある。そういったことにやりがいを感じてくれる若い人たちが多ければ良いのだが、そうでなければ結局一人一人と店を去っていく可能性も十分ある。
学生アルバイトは長くても3~4年くらいで、まあ1,2年くらいで止めてしまうのが大半だ。せっかく仕事を覚えてという感じになってきて就職活動のため、といって店を辞めて行く。もちろんこちらはそれを承知で雇っているのだから仕方ないのだが。長期的にオーナー不在でも仕事がきちんと回る環境というのはなかなか作るのが難しいという状況だ。
そういった環境を整える事がうまいオーナーと下手なオーナーがいることは確かなのだが、全般的に見てもうまいオーナーというのは大多数とは言えないと思う。
単純に人を集めるのも、その人を維持していくのにもお金がかかってしまう。最低賃金の大幅な上昇がささやかれている中で、じゃあコンビニ本部としてそういったことに具体的にどのようなアプローチをしていきます。こういったフォローの体制を作ります、といった話が中村社長の口からでることを期待していたのだが、そういった話は一切でなかった。
結局、オーナー夫妻ががんばれるだけがんばれ、ということなのだろうか。求人広告を安い値段で出せる環境を整えたが、それによる採用率というのは著しく低いらしい。失敗である。そんなものにお金を使うならば、単純に一定の求人広告料をロイヤリティからバックしてくれた方が遙かにましである。
だいたい人件費もろもろだって、「販売にかかる経費」なワケだから、それを省いて単純にロイヤリティを計算するという構図が大いに間違っているわけだが、その既得権益を崩すつもりは一切無いらしい。
現場からの社長ということで、一定の期待をしていたのだが、結局は新しい商品開発などに重点がおかれて、コンビニと本部の関係性とか、あるいはもっとつっこんでコンビニとは何かという根本的な問い直しみたいなものは行われないらしい。
単純な感想としては、こりゃもうだめだろ、という気しかしてこない。
その辺、大丈夫なんですか、本部の皆さん。最後にはオーナーがまったく集まらないか、大して能力のない人間ばかりがオーナーという状況になりかねませんよ。(原文のまま)
PS:このお店は周りに競合店が沢山出来て何時閉店してもいいという状況下のお店で、
店がめでたく閉店した暁には(笑)、公平事務所に来てくださいとお誘いしている店長さんです。
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