2009年02月28日
「(10)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
・・・日本社会は、国家的問題や社会的問題を国や社会が解決するのではなく、個人一人一人が解決するように強いる。それが今日では「自己責任」の強調として表れている。
豊かな社会が生んだ矛盾や問題点も一人一人が解決せざるを得なく、とりあえずの手っとり早い解決の手段としてコンビニが機能している。
いってみれば、コンビニは「豊かな社会の矛盾の貧しい解決」手段なのである。
2009年02月27日
「ギャンブル・・・」

「ギャンブルにおける“惜しい負け”“僅差の負け”は、
勝負そのものは負けたとしても、脳内で“勝利”と同じような刺激・反応が行われる。」
と、ギャンブルそのものに対する欲求が明らかにされた。・・・という記事を見た。
「今のは惜しいかも!次は勝つかも!」という感じはようわかりますなぁ~。
両方の親が博打好きで、5歳の頃から脳に騙され続けて早や55年。
金もたしたらあかん奴「月亭可朝のナニワ博打八景・吉川潮著」じゃないけれど、
土になるまで騙され続けて行こと思ってる今日この頃です。(笑)
2009年02月26日
「橋下 徹様。」

橋下府知事の太い白髪が最近とみに目立ってきた。
それは今までの誰よりもずっと頑張っている証拠です。私たち大阪府民の誇りであって、
ひょっとしたらこの国の誇りに代わる人かも知れない・・・。
【次の顔、誰に?】 橋下氏の名前が官僚に染まり切った新聞にも出て来ている。
橋下大阪府知事様。この大阪を、この国をよろしくお願い致します!
2009年02月25日
「マキノ雅彦・・・」

「監督というのは実はたいしたことがない。映画は脚本だよ。
芸術大好きの批評家はショットが素晴らしいとかいうけどさ、
それがどうした、だよ。一般の観客には関係ない。」
PS:昔というか、監督が脚本も書いているのが当たり前だったが、
最近は分業化され始めて監督する人が増えてきた。
モノを書き、それを監督するところに映画の凄さがあったのですが、
アカデミー賞の「おくりびと」のように分業化して最高の映画になったものもあります・・・
2009年02月23日
「“巣ごもり”という社会現象・・・」

「外出してもムダなお金を使うだけだし、花粉症も怖い、
買い物もネットで済ませて、できるだけ家に閉じこもっている。」
大人の世界で起こっている現象で、コンビニでは「巣ごもり消費」と呼んでいるそうです。
PS:なんだか怠惰な生活というか、生きている意味がないように見えますが・・・
2009年02月22日
「(9)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【お一人用を用意するコンビニ・・・】
コンビニが普及した背景には、単独世帯や夫婦のみの世帯が増えたことがある。人口問題研究所の推計によれば、2030年には、単独世帯は2005年と比べて約400万世帯増えて、1824万世帯になる。総世帯数に占める割合は37,4%になるという。
65歳以上の単独世帯は717万世帯と総単独世帯の4割を占める。高齢者の単独世帯にとって、コンビニはますます「命綱」として機能する可能性が高い。
2009年02月21日
「“ニュース”の感想。」

「その先にあるイトーヨーカドーで、お弁当の値引き販売をしている。
同じ会社なのに、その手前にあるセブンイレブンは値引き販売をしていない。」
スーパーがよくって、コンビニはダメという理由は、
セブンのオーナーからすれば、訳の分からない話だと思います。
PS:お問い合わせを頂いていますが、その後の公取、次第ではと思っています。
2009年02月20日
「ありがとうではございません・・・」

「過剰」になっていた「ヒト・モノ・カネ」が、この不況で一変した感じ。
「過剰」という言葉が指し示すとおり、相手側から見ればどうでもいいことであり、
時としては、邪魔になることさえあります。
今は、過剰人員であり、過剰生産であり、不況でカネ使う機会が少なくなった。
NHK・クロ-ズアップ現代「毒舌きみまろ!老いの新流儀」も、
世の中が余りにも、お年寄りに「過剰」すぎるから、「本音」が受ける時代なのだと思った・・・
PS:また、テポドンがどうだこうだと朝鮮半島が騒がしいですが、
お互いが「過剰防衛」に成らぬことを祈るだけです。
2009年02月19日
「(8)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【コンビニ導入政策・・・】
1972年「コンビニエンス・ストア・マニュアル(非売品)」を中小企業庁は流通経済研究所に委託して発行した。この「マニュアル」によると日本社会へコンビニを導入する目的は三つあった。
その一つは、消費者行動の変化について。その一つは、小規模小売店の近代化について。その一つは、労働力不足への対応。だった。
2009年02月18日
「この人に、スタンディング・オべーション!」

ヨーロッパではランチにワインは当たり前という「文化」でも、ありますが、
中川さんの場合はちと違う。「国際舞台」だからである。
大物なのか?只のアホなのか?絵としては最高に面白かった。大笑いした。
簡単に誰でも大臣になれる。簡単に誰でも直ぐに辞められる。
見ているとバカバカしいが、政治家にとっては楽しくて仕方がない仕事のようだ・・・
【教訓:みなさんも風邪薬とアルコールを一緒にとるのはやめましょう!】
PS:酔っぱらい会見を見て“あの靴”でも投げる真っ当な記者がいなかったのか?
もう、ひっちゃかめっちゃかなのに倒れない自民党。野党もパワーがない。
2009年02月17日
「三菱の電気自動車・・・」

三菱i MiEVのデザインはともかく、すこぶる電気自動車としての評判が高い。
いま自動車の未来が、ガソリンから電気に変わっていく流れを感じています。
全長×全幅×全高・乗車定員・最高速度・一充電走行距離・なん時間で充電可能・等々、
車のスペックも変わって、もちろん何CCという表示はなくなる。
CO2削減や走行に掛かる費用の低減、しかも静かに走り回れる、どこでも充電できる。
一充電での走行距離が長く、しかも充電時間が短いかどうかの競い合いになりそう、
そう見ていくと、コンビニが電気充電スタンドとして立派に役目を果たす夢も見えてくる。
まさに「公共空間としてのコンビニ」である。
急に電気が切れた時など、近くのコンビニに行くための携帯充電器が良く売れそうである。(笑)
近い将来、ソニーの車が発売されるかもしれないし、パナソニックの車に乗れるかもしれない。
安全で、安くて、静かで、環境にもいい、まるでいいこと尽くめだと、
本当に電気はいいのかと疑ってしまう。天邪鬼です・・・
2009年02月16日
「(7)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【簡便性に優れるコンビニ・・・】
野村総合研究所の研究員たちが著した「第三の消費スタイル」という本がある。普通、消費は「高級なものは高い金を出してでも買う」という「高級志向消費」か、あるいは「安いから買う」という「価格志向消費」かである。ところが今日の日本人の消費行動は、そのいずれでもない。「第三の消費スタイル」というべき消費行動が顕著であり、それは「便利だから買う」という「利便性消費」だという。暮らしの中で簡便性を求める意識が、消費行動にも表れている。
利用者が、必ずしも安くはない価格で、必要なモノを買い、サービスを受けるのは、経済性よりも簡便性を優先しているからにほかならない。
簡便性を売りにするコンビニと、簡便性好みの日本人とは、まことに「相性」がよい。
2009年02月15日
「(6)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【日本社会の縮図・・・】
日本の地域社会には、人びとが集い、遊び、コミュニケーションを交わす空間、すなわち「公共空間」がほとんどなくなった。社交場として機能していた「井戸端」はとっくの昔に消えている。子供たちの遊び場であった「広っぱ」さえもなくなった。「道端」で立ち話する光景もあまり見られなくなった。ヨーロッパのような広場もないし、教会もない。
日本社会に消えてなくなった「公共空間」をコンビニが提供し、「和みのある空間」「癒しの空間」として利用されている。
コンビニは誰と行くか。「ひとりで」という回答が多数を占める・・・
「【お菓子の博物館・初公開・山星屋コレクション】」

◎場所=大阪歴史博物館(6階特別展示場)
◎日時=1月14日(水)から4月6日(月)
◎開館時間=午前9時30分から午後5時
◎観覧料=大人600円・高大生400円(中学生以下無料)
子供や若い人が見ても、あまり感動とか面白さはなく「あっ!ペコちゃん」というくらい。
この展示会も、暇しているか時間のあるお年寄りが見に行くくらいのものか。
なんだか、「お年寄りの、お年寄りによる、お年寄りの政治」ばかりをしている・・・
※ちなみに山星屋さんというのは、今も大きなお菓子の問屋さんです。
2009年02月14日
「(5)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【コンビニとは何か・・・】
コンビニは「冷蔵庫代わり」であり「キッチン代わり」なのである。コンビニは「タンス代わり」でもある。
コンビニは「オフィス代わり」「書斎代わり」でもある。コンビニは「銀行代わり」でもある。コンビニは「プレイガイド代わり」でもある。
コンビニは家庭が必ずしも「和みの空間」あるいは「癒しの場」でなくなった今日その代わりをコンビニが果たしている。
コンビニは近頃では高齢者の「たまり場」になりつつあり、「避難所代わり」としても機能していて、コンビニは「備蓄倉庫」にもなる。
コンビニは人びとの暮らしに欠かせない空間となっていることは間違いない。
2009年02月13日
「(4)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【コンビニから覗いたニッポン・・・】
利用者が年代や性別を問わず“買い物”を超えた機能をコンビニに求めている。あるいは公共料金の支払いであり、あるいはATMの利用であり、あるいはくつろぎの空間としての利用である。
災害時に物資を提供する支援協定をコンビニと結ぶ自治体は以前からあった。これがさらに進んで、この一、二年多くの自治体がコンビニと包括提携協定を結び始めている。つまり、災害時だけでなく平常時もコンビニと共同して、地域の活性化を図り、地域の人びとの暮らしに役に立たせたい、役立ちたいと、自治体もコンビニも考えている。
2009年02月12日
「(3)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【戦後の暮らしを変えたもの・・・】
自販機の年間総売上高はおよそ7兆円、コンビニは7兆5000億円である。日本以外で自販機やコンビニでこれほど高い総売上高を示す国はない。
また自販機という“機械”にせよ、宅急便やコンビニという“システム”にせよ、いずれも最初に発明したのは欧米である。日本はそれらを輸入した。しかし、それらを日本人や日本社会に合うように変えていった。つまり“日本化”した。日本化することによって、日本人に大いに支持された。
受容した外国文化を“日本化”するのは、日本の伝統的な特技である。漢字から民主主義まで、仏教からカレーライスまで。
2009年02月11日
「(2)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
「よう、やってくれはった・・・」

【11年ぶり赤字脱却へ=09年度予算案で-橋下大阪知事】2月10日12時38分配信 時事通信
大阪府の橋下徹知事は10日、2009年度予算案で11年ぶりに赤字予算を脱却する見通しとなったことを明らかにした。急激な景気悪化で大幅な税収減が見込まれるが、就任1年目の08年度に厳しい財政再建を実行した結果、同年度末に300億円程度の余剰金が発生。10年間続いた財源不足が解消する見込みとなった。
橋下知事は08年度、都道府県で最低水準となる大幅な職員給与引き下げや私学助成などの削減を行い、約1100億円の収支改善を果たした。
09年度には、景気悪化の影響で府税収入が08年度に比べて約2500億円減少する見込みだが、300億円程度の剰余金を活用することで11年ぶりの赤字予算脱却を達成する見通しとなった。
◎
前のおばはん知事もその前のおっさん知事も、いったい何をしていたんや!
そんなんやったら、オラでも知事出来るやん?
要は何もせんでも高給が貰えるという席なだけやないか、
ノックさんも大人しくしてたらいいものを、若い子に手を出したから変わらされただけ。
そう思もたら橋下さんは年収3億円を捨てて知事になりはった人。
心意気というかビジョンが、他の歴代の人とは違い過ぎますわなぁ・・・
直ぐに目に見える効果ではありまへんが、未来に夢が持てることだけは確かや。
その仕事をしっかりしてはるのは橋下大阪府知事さんしか見当たらん。
給料が下げられたり金を止められはったところは、橋下さんに恨み節。
府民生活には何の支障もないし、税金を当てになんかしてない府民には嬉しいことや。
アッソウの金持ちボンボンも何してんのや、もう病気としか思えんワ・・・
PS:庶民の“ 革命 ”は次の“ 選挙 ”ですけど!・・・どうですやろか?
2009年02月10日
「(1)鷲巣 力著「公共空間としてのコンビニ」から・・・」
【戦後の暮らしを変えたもの・・・】
今日、日本全国どの街にいても、必ずといっていいほど目にするものがある。
一つは自動販売機。一つは宅配便の集配車。
もう一つはコンビニエンスストアである。
※この本からの抜粋した「聞きかじり」を、少し続けます・・・
「音ビーム(長距離音響発生装置)・・・」

シーシェパードが日本の捕鯨船にひどく体当たりする映像をTVニュースで見て、
危険だとも思った。この前より派手やな、とも思った。原因がわかった。
捕鯨船に新しく設置した「音ビーム(長距離音響発生装置・弾は出ない)」が、
シーシェパードに効いているから、前より激しい行動に出たようだ。
こんな時、捕鯨船とシーシェパードの行動や装置がエスカレートしていくのが心配だ。
「やられたから、やり返す」という考えもあり、
「穏便に何とか、話し合いで」という考えもあり、
「あれぐらいなら、耐えようよ」という考えもあります。
さて、あなたは上のどの考え方をする人なのでしょうか?
自分は、「あれくらいなら、耐えようよ」という考えの人です。(笑)
2009年02月08日
「大阪の知事と市長が沈没しているのではありません・・・」

「水都大阪2009」の目的は・・・
大阪の誇るべき都市資産である「水の回廊」において、河川や橋などに光の装飾を施し「水と光のまち大阪」を国内外に発信すると共に、府民による街づくり運動を活性化することを目的に、水都大阪2009を開催する。
「水都大阪2009」の内容は・・・
大阪府、大阪市、経済界などが一体となって、親水性の高い中之島公園をメイン会場に、水の回廊を中心とした大阪市内各所において川と人を繋ぎ、水辺の楽しさを体感できる様々なプログラムを実施することとしている。
○開催期間:平成21年8月22日(土)~10月12日(月・祝)の52日間
○実施場所:中之島公園・八軒屋浜・水の回廊エリア等
おもろいポスターやから店に貼って応援しょうと思てます。
2009年02月07日
「老人医療・・・」

細かくて見えませんが、うちのお婆ちゃんに来た1年間の医療費のお知らせです。
医療費の総合計金額が3、066,520円とかかっています。
3000円ではありません。300万円なのです!
若者から保険料を集めてたとしても、到底、国として計算の立つ数字ではありません。
いつも言っていますが、地球規模からみた「楢山節考」の導入で、
「ワーク・シュアリング」から「ライフ・シュアリング」へのチェンジです。
ご老人たちに安楽死する薬を一人一人に持たせてあげるのです。
自分で下の世話ができなくなると飲ませるか、飲んでいただくのです。(合掌)
本当は自分でも死ぬことは怖いこと。と思っているのは事実ですが、
せめて最後に「この国の若い人たち」にできること、
自分で薬を飲むこと、そんな事ぐらいしかできないと思っています。
家族としての感情論等々はありますが、死ねば土に帰るだけだと思うと、
これが「人間としての後始末」だと思っています・・・
PS:これを言うと、上さんから必ず馬鹿にされます。
「こういう人に限って、その時になると往生際が悪い」と。
そうかも知れませんが、その時になってみないと、どうかも分からないので、
軽々に言い切って欲しくないというのが、只今の心境ではあります・・・
2009年02月06日
「パナソニックのデジタルカメラLUMIX・新発売・・・」

ソニーの社員からみて4割のソニー社員がパナソニック製品に脱帽しているという、
記事を見かけて周りを見渡してみると、なるほどソニーフリークだった自分が、
パナソニックフリークに、変わっていたことを改めて知りました。
残念ながら今残っているのは「ソニーのアイボ」だけになっていました。
今度のパナソニックのデジカメは“登録した人の顔に優先的にピントと露出を合わせる”
「個人認識」を搭載したカメラだそうです。
この機能の有効利用は幾らでもあると思いますが、個人的にはチョットイヤ・・・
それは、日本の格差は世界の格差からみて微々たるものだと言われていて、
これからの日本は、もっともっと格差が拡大すると言われているからです。
みんなでデジカメを撮るときくらいは、みんなと一緒に普通に写るほうが当たり前、
それが嫌なら、運転免許証の写真みたいに一人で写ればいいこと。
せめて「みんなでデジカメで撮るときくらいは、公平に撮って頂きたい」という、
ささやかな願いを込めてエントリーしました。(笑)
2009年02月05日
「ほんまに、ひとり言・・・」

今、「不況下の雇用調整」という本を読んでいます。
100年に一度の不況と云われても、誰か生きて見ていたのかという話にもなりますが、
ぶっちゃけて云うと、今このままの不景気感だとコンビニは居心地の良さを感じています。
よって、社員の皆さんには安心して頂いてもいいのかな?、とは思ってはいますが、
これ以上悪くなると、今読んでいる「不況下の雇用調整」の本が役に立ってきそうです。(怖いでしょう~~~)
ホリエモンの話だと「銀行は不況で貸出先の経営が悪化すれば、
貸出の格付けを下げざるを得ず、自己資本比率が急激に下がる。
だから貸し出せなくなる。不況の増資に応じてくれる株主も少ないので、
結局公的資金を注入し、貸し出しをできるようにするんでしょ。
そうなると貸出しが溢れてきて、またどこかでバブルが起こるでしょうね・・・」
PS:景気とは「お金の回り具合」なのですから・・・くどいほど、もう一度言っておきますネ。(笑)
「人は金があるから使えるのではなく、お金が継続的に入ってくるから使えるのです。」
2009年02月01日
「岩倉使節団の「米欧回覧実記」から・・・」

この「欧米回覧実記」の中で一行がドイツ・ベルリンの中心地区にある病院を訪ねた記述のところにでていた「空気」とは、という処をエントリーしてみました。少し長いですが読んで頂ければ幸いです・・・
◎清浄な空気
空気は人間の健康において、一番大切なものであって、病気を治癒する力も薬に勝る。
また、炭酸ガスが人体に害があることは、物理や整理を少しかじったものであれば理解するであろう。
しかし、世間一般にはまだそのことを知らないものが多いので、ここであらましのことを述べて置こう。
世の人はみな、健康を保つには食事が大事だというであろう。なぜならそれは目に見える効用だからである。
空気も飲食物と同じように、日夜不動に人間を養い続けている。しかし、その効果のほどは目に見えないので、人はその事を知らない。
しかし、考えてもみよ。断食して何十日か経っても、人はまだ死なない。しかし呼吸を立たれればたちまち死んでしまう。
空気が人間にとつて最も大切であることの証拠である。
空気は目に見えないが、その存在は水をはじいたり、肌に感じられることで知ることができる。
その組織を調べると二種類の組織からなっている。酸素1に対して窒素3という割合である。
これが本来の空気である。
動物が絶えず呼吸しているのは、この空気を吸って内部でその酸素を肺の活動によって取り込み、
また、胃を経由して摂取した食物に含まれた炭酸と化合して炭酸ガスとして体外に排出しているのである。
したがって、呼吸として体内に入るのは炭素・窒素の清浄な空気で、そのうちの酸素が体内で様々な力を発揮する。
そして空気として出るのは酸素と炭素の化合物である炭酸ガスで、これは人体に効用がないので排出してしまうのである。
試みに密閉された小部屋や箱に入って数時間すると、呼吸ができなくなって死んでしまう。
これはほかでもない、その空間にあった空気が吸い尽くされ、後には呼吸として排出された炭酸ガスだけが充満するからである。
だいたい地上の空気には炭酸ガスの混入がまぬかれない。その原因はいくつかある。
生物の呼吸によって排出されるもの、火の燃焼によって生じたもの、あるいはものが腐敗した結果排出されたもの。
このように炭酸ガスの発生することは多いのであるが、それが害毒にまでならないのは
空気の分量がたいへん多く、また、たえず風が吹いて炭酸ガスを散らしており、また炭酸ガスは空気より重いので地上に沈下するからである。
また、炭酸ガスは植物の生育には大変有益なものであって、植物は常に葉から炭酸ガスを吸収し、その炭素を取り入れて蓄え、酸素を排出する。
このように植物の呼吸は動物の呼吸と正反対なので、地上の炭酸ガスは植物に吸収され、清浄な酸素が空気中に排出されて人に役立つのである。
だから病院は植物の多い地域を選び、市街地の雑踏から離れたところを選ぶ。清浄な空気が必要だからである。
煙突を遠くに置き、病室の汚染された空気を入れ替える設備をするのは、炭酸ガスの害を避けるためである。
丁度これは都市に上下・水道の設備があるようなものであって、空気というものは病人に回復力を与えるために最も大切なものなのである。
この理をよく考え、日常生活においても空気を浄化し、炭酸ガスを除去するように注意することが必要である。
伝染病の流行も不潔な空気によろことが多い。これは人の目には見えないことなので、
知らず知らずに自分で害毒に会うことも多い。気をつけなくてはいけない。・・・と結んでいます。
PS:「清浄な空気」を吸うためには、人の少ない田舎や森の暮らしが一番ですが、
生まれも育ちも都会っ子の上さんは、白浜では暮らせないという・・・