ファミマル公平のひとり言

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2017年09月13日

「 イギリスでの童話をひとつ・・・ 」

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『猫の恩返し』で人生を救われた

 ジェームス・ボーエンさん(38歳)


 2007年春、ロンドン。路上でギターの演奏を終えてアパートに帰ると、足をけがした


猫がうづくまっていた。放っておけず、動物病院に行き、1日分の稼ぎで薬を買った。


「それから僕らは離れられなくなった」


 猫をボブと名付けた。


 それまで絶望的な道を歩んできた。両親は離婚、自身は薬物依存。


路上で暮らす日々だった。ある日、出かけようとすると、ボブがついてきた。


追い返してもぴったりと寄り添い、ついには肩に乗ってきた。


そのまま演奏していると、動物虐待防止協会に通報されたこともあったが、


「ボブは自分の意志でついてきていると協会も認めてくれた。


ボブとの関係をつづった本は、続編も含めて一千万部が売れた。


映画化もされ、「ボブという名の猫」は日本でも上映中だ。


 印税のほとんどを、飼い主の居ない犬猫保護の基金や薬物依存症の団体に寄付した。


いまは、動物愛護団体で働き、ホームレスの就労支援の活動に関わっている。


 「ボブが僕を家族に選んでくれなかったら、こんな人生はなかった。


ボブが僕を助けてくれたように、今度は僕が誰かの役に立ちたい」


(朝日新聞9月4日『ひと』から、文・写真 太田匡彦さん)


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