

2019年11月05日
「 セブンが『聖域(ロイヤリティー)』に手を出した事情。 」
◆店舗経営コンサルタントの佐藤 昌司さんの無料メルマガから・・・。
コンビニエンス各社が岐路に立たされている。最大手のセブンは10月10日、
不採算店約1000点について、閉鎖や移転を行うと発表した。
これまで店舗数を増やすことで成長を実現してきたが、ここにきて大量閉店を
実行することに驚きを持って受け止めた人は少なくはないだろう。背景には
収益悪化の懸念が見える。セブン加盟店が本部に支払うロイヤルティーを
来年3月から減額するが、これにより加盟店1店舗当たりの利益は、年間で平均
約50万円改善する見込みの一方、本部利益は約100億円悪化するためだ。
こうした情勢に対してファミマやローソンは時短営業の実験をするなど、
加盟店に寄り添う姿勢を示してきた。一方、セブンは当初は消極的な姿勢が
目立った。しかし、世論の批判はやむことがなく何らかの対応が必要となっていった。
24時間営業の低収益加盟店には月20万円を支給するなど支援が手厚い。
24時間営業の高収益店には、従来の3%の減免措置に加えて月3万5000円を
減額するなど、どちらも手厚い支援となっている。
でも、24時間営業の方が圧倒的に有利と言えるロイヤリティーとなっている。
このように、時短営業に向けて話を進めてはいるが、
本音としては、24時間営業は維持したいとみられる。
PS:最大手のセブンとしたら、24時間・年中無休は崩したくはないだろう・・・
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